タロットの受け取り方。当たり外れの外側で読む
タロットで「当たった」と感じるとき、たいていカードが未来を言い当てたのではなく、自分がうすうす分かっていたことに名前がついています。
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これは否定ではありません。むしろタロットのいちばん強いところです。七十八枚の絵は、人生でよく起きる場面の見本帳のようなもので、そこに自分の状況を当てて考えるための道具になっています。当たり外れの話をしているかぎり、この道具はほとんど使えません。
質問の作り方で、ほとんど決まります
受け取り方がうまくいかないときは、たいてい質問のほうに原因があります。他人の心や、動かせない結果を聞くと、出たカードを解釈しようがありません。
- 「彼はどう思っていますか」より「わたしはこの関係のどこで迷っていますか」
- 「転職はうまくいきますか」より「いま準備が足りていないのはどこですか」
- 「いつ結果が出ますか」より「結果を待つあいだ、何をしておけばいいですか」
共通しているのは、答えが自分の行動に着地することです。着地する質問なら、どのカードが出ても読めます。
逆位置をどうするか
逆位置を採らない流派もあります。決めておくべきなのは、どちらが正しいかではなく、自分がどちらで読むかです。採るなら「意味が反転する」より「その札の力が内向きになっている、あるいは出しきれていない」と読むほうが、行動に繋がりやすい。採らないなら、そのぶん一枚の絵をじっくり見ることになります。混ぜるのがいちばんよくありません。
「死神」と「塔」が出たとき
大アルカナで最も怖がられる二枚ですが、どちらも終わりの札というより切り替わりの札です。死神は、続けてきたものが自然に終わる場面。塔は、外から急に崩される場面。怖いのは崩れることではなく、崩れたあとに何も用意していないことのほうです。この二枚が出たら、失うものではなく、そのあと空く場所のほうを考えてみてください。
同じカードが何度も出るとき
確率の話としては、そう珍しいことではありません。それでも三度続くと意味を探したくなります。そういうときは、カードの意味を調べ直すより、直前に自分が何を聞いたかを見てください。たいてい、同じ質問を言い換えて繰り返しています。答えが出ているのに、受け取りたくない答えだった、ということが多い。
カードは答えではなく、質問の言い換えです。言い換えられて初めて、考えられるようになる。
この記事は、古くから伝えられてきた民俗や占いの読み方を紹介するものです。金運・恋愛・健康について、結果を保証したり、医療や専門的な判断の代わりになるものではありません。体調やお金の重い判断は、専門家にもご相談ください。